毒が入ってるかも

毒が入ってるかも

2012年11月03日

毒が入ってるかも

ショッピングセンターでの聖慈の楽しみ。

それはキャンディなどの入ったガチャガチャのおこぼれを漁ること。

コインを入れてひねるとマーブルチョコとかジェリービーンズが出てくるマシンがある。
たいてい下に受け皿がついてて、
そこに取りこぼしたお菓子が1,2つぶ落ちていることがある。

ちょっといやしいんだけど(笑)

でもうちでは聖慈にこういうお菓子を買わないので、
ちょっとした楽しみとして許可している。

1つぶあればラッキーというところなのだが、
今日はなんとM&M’s(ピーナッツ入り)が5つも受け皿に入っていた!

聖慈は大喜びで備え付けの小さな紙袋にそれを入れ始めた。

image-20121103211640.png


ところが、なんかへん。

3台並んだマシンの中にはM&M’sピーナッツの入ったマシンはなかったのだ。

つまりこぼれ落ちて受け皿に入ったのではなく、誰かがわざと入れたということ。

なんか気持ちが悪い。

「落ちていたものかもしれないし、毒が入っているかもしれないから
それは食べるのやめよう。捨てちゃいな。」と私は聖慈に言った。

まあ、毒は入ってないとは思うけど、ついうっかり口をついて出てきちゃった(^^;
私が自分の母親によく言われた言葉だな。

聖慈は「じゃあやめる」といったが、
受け皿に残っていたお菓子をまた取りはじめ紙袋に入れた。

私は怪訝に思ったが、
聖慈がそれをゴミ箱に捨てに行った瞬間に理解した。

ママが「毒が入っているかも」と言ったので、
他の子供が食べちゃったら大変だと思って、全部捨てるべきと判断したのだった。

聖慈は瞬間的に、見知らぬ誰かが毒を食べないように、と思って行動していた。

お恥ずかしながら、私はそこまで気が回っておりませんでした。

聖慈くんはまだ5歳なのにね。

これは、思いやりと言うのか、判断力と言うのか、視点が高いというか
それとも責任感だろうか?

なんにせよ、やっぱりさすがは聖慈師匠。

私は修行がまだまだ足りませぬ。

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