エーカムタパス体験記

南インド、チェンナイ空港から2時間半ほどタクシーで走ったところに、エーカムという悟りのための学校がある。

そこでは7世代続く家系の悟りを開いた聖者、シュリ・クリシュナジとシュリ・プリタジご夫妻が本気で人類を悟りに導くためのプログラムを提供してくださっている。

私は2022年の10月の終わりから11月にかけての4週間、そこでエーカム・タパスという悟りのコースを受け、今までの人生が根本から覆される体験をした。それをどうしてもみんなに受けてほしくて、今回母と息子、そしてDOPコミュニティの友人3人を連れて参加してきた。

ここではその体験記を何回かに分けて綴っていこうと思う。

【全ては意識状態】

お母さんは私にとってのラスボスで、こんなにハラワタ煮えくり返させる相手は他にいない。

今回のエーカムタパス2週間はちょっと心配ではあったが、私はオセアニアグループ、お母さんはジャパングループなので部屋も違うし、マウナと呼ばれる完全沈黙がコース中のルールなので何とか乗り切れるだろうと気楽に構えていた。

ところが、キャンパスについた初日に母は階段で転けて足を挫いてしまい、捻挫。

そして車椅子がないと何もできない状態に!

24時間x2週間ずっと一緒が運命づけられたのだ😱

お母さんが車椅子に乗った瞬間、

「あ、これがディヴァインが仕組んだ私たちのタパスの始まりか!」

と、畏怖の念すら覚えたよね。

私は自分がタパスを終えてから色々な参加者にインタビューをして動画を制作しているのだけど、本当に面白いほどどの人の体験も全く異なっていて、ハプニングも含め起こる出来事全てがその人に周到に用意されたとしか思えない、という感想を持っていた。

【タパスインタビュー】悟りは目指すものじゃない!

あまり関わらずになんとかやり過ごそうと思っていた母を、インドで介護って!!そんな面白い流れ、マンガの中でしか起こらないだろ😂

まるで3歳児のように単純でカオスな71歳。

私には理解できない(統制が取れない)母に

「いい加減にしろ、クソババァ‼️‼️

と何度怒鳴ったことか!

40過ぎた女が母親をクソババア呼ばわり、

しかもこの神聖なエーカムで‼️

そんな体験したの私ぐらいじゃないだろうか

😂😂😂😂😂

日本人が周りにいてもお構いなし。

私はムカつくことで精一杯なのだ!

誰に何を思われるかなんて気にしている余裕もない。

所詮バカで凡人の私、デキル人ぶっても何の得もないし😂
(詳しくはさやりんごちゃんの生活ビジネス講座5B理論を参照)

でも私はただムカついて爆発しているだけで、そこに自分に対して何のジャッジメントも、こうすべきもなかった。

ただ、それを観察するもう1人の自分がいた。去年の11月のタパス以来、悟りの意識の一つである「観察者意識」が私の中に育っていたようだ。

こんなに激昂して感情むき出しになる出来事は日常でもなかなかないので、そのことにあまり気付いてなかったが、今回そんな自分にも気づくことができたのはありがたい。

私はムカついている、それをありのままただ観察していると、本当に面白いことに、周りの人がどんどん助けてくれるのだ。

私が腹の中でムカつけばムカつくほど、

周りの人は母の車椅子を押したがり、

笑顔で肩を差し出し、

お母さんに話しかけに寄ってきた。

それら全ての人がディヴァインだと思った。

ムカついてる、と認識するだけでそこに何のジャッジもなければ、ディヴァインはこうやって私たちを助けに来てくれるのだというのを実感した。

悟りの修行しているのに怒ってはいけないと自分を責めたり、こうあるべきを押し付け抑圧していたら、エネルギーは循環しない。

そこには何も生まれない。

だけど、「母親を罵って激怒している私」という現在地を告げれば、宇宙はそこまで迎えに来てくれるのだ😳❣️

だってこのクソババァ、私の手に負えないんだもん、しょうがないよね😂😂😂

ディヴァインはこうして私の狭い枠の外の景色を見せてくれたのだった。

続く。

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